第157話彼への贈り物

翌日の夕方、外の空は次第に暗くなっていった。

ミランダはオフィスに座り、最後の書類を仕上げると、手を上げて腕時計に目をやった。

六時半。

そろそろ夕食に向かう時間だ。

彼女はノートパソコンを閉じ、立ち上がって近くのキャビネットに歩み寄ると、バッグの中から黒いベルベットの小箱を取り出した。

箱を開ける。

照明の下、深い青色をした一組のカフスボタンが静かに収まっていた。

最終的なセッティングを経て、元々鋭かった金属のラインはいくらか柔らかな印象になっていた。深青色のメインストーンは、あの男の瞳に驚くほどよく似た、奥深く神秘的な光沢を放っている。

ミランダの指先がカフスボタンの冷たい...

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